日本の “知韓派”教授「抑止だけでは北の挑発を防ぐのは困難」=韓国報道
日本の “知韓派”教授「抑止だけでは北の挑発を防ぐのは困難」=韓国報道
日本の代表的な「知韓派」である東京大学の木宮正史教授は「“大胆な構想”により北朝鮮に抑止も行なうべきが、抑止だけをもって北朝鮮の挑発を防ぐのは困難だ」とし「『抑止』と『北朝鮮の行動に影響を与える保障(reassurance)』という2つの政策をもって、北朝鮮にアプローチすべきだ」と語った。

木宮教授は先月29日、早稲田大学の国際会議場で行なわれた韓国外交部(外務省)共同取材陣とのインタビューで「数年前までは『北朝鮮が米国に対応できる戦略核を開発する』『米国を射程圏に置くことのできるミサイルを開発する』と言っていたが、最近はむしろ実戦に備えることのできる戦術核の開発により、米軍基地のある韓国や日本を狙っている」と語った。

つづけて「日本の立場としては、日朝修交交渉を始めなければならない」とし「日朝修交交渉自体が、北朝鮮が日本に対し攻撃的に乗り出すのを防ぐ役割をする」と語った。

木宮教授は「北朝鮮の挑発が続いている中『北朝鮮を抑止しなければならない』という日韓外交の方向が一致していることから、当分の間は日米韓の協力が続くだろう」と推測した。

“北朝鮮の安全保障は、米国だからこそ可能なのではないか”という質問に対しては「米国だけではなく、韓国もいくらでも部分的ではあるが可能だ」とし、そのような脈略から韓国政府が9・19南北軍事合意の一部条項を効力停止したことについては疑問を示した。

木宮教授は「北朝鮮が核実験をしたのならそうすべきだと思うが、人工衛星は韓国も発射しているのに『北朝鮮だけしてはならない』と言えば、ダブルスタンダードだとみられるおそれがある」と指摘した。

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