【ソウル29日聯合】来月26日に北朝鮮・平壌で予定されていた2010年サッカー・ワールドカップ(W杯)アジア予選の南北対決について、北朝鮮は中国・瀋陽での開催を希望しているようだ。競技の中継権を持つSBSが28日に報じた。
 開催をめぐっては、韓国の国旗掲揚・国歌演奏が争点となっている。大韓サッカー協会は26日、同競技に関し北朝鮮側と交渉したが、北朝鮮が国際サッカー連盟(FIFA)規定に反し、試合では太極旗(韓国の国旗)の代わりに朝鮮半島を描いた「統一旗」を掲揚し、愛国歌(韓国の国歌)の代わりに「アリラン」を演奏するよう主張したため、交渉が決裂した。

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 同協会は、朝鮮半島の緊張緩和と平和体制構築に役立つとして南北対決は必ず平壌で開催すべきとの基本原則を立てている。交渉決裂後にFIFAに仲裁を求め、平壌開催と韓国の国旗掲揚・国歌演奏を要請しており、行く末を見守る考えだ。FIFAは27日、同試合に関する自国の立場を知らせるよう北朝鮮に要請したという。ユ・ヨンチョル広報局長は、「FIFAは競技を規定通り行うことに共感を示しており、来週いい結果が出るものと期待している」と話した。

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