クレムリン宮殿やタス通信などロシアメディアによると、プーチン大統領は8日(現地時間)、ロシア・モスクワのクレムリン宮殿で軍人を招待して勲章を授与した後、非公式対話の席で来年3月17日に大統領選に出馬すると宣言した。
ウクライナ東部のドネツク人民共和国(DPR)スパルタ大隊の指揮官が選挙に出てほしいと要請すると、プーチン大統領は「ロシア連邦大統領職に出馬する」と答えた。クレムリン宮殿は、プーチン大統領の発言が事前に計画されたものではなく、質問に即興で答えたものだと説明した。
指揮官は同日、「大統領の行動と決定のおかげで、ドンバスは自由と選択の権利を得た」とし、特別軍事作戦をプーチン大統領の業績として称賛した。特別軍事作戦の目標である地域の軍部隊指揮官がプーチン大統領に大統領選出馬を要請し、これを受け入れる形を整え、同作戦の正当性を強調したものとみられる。クレムリンのペスコフ報道官はこの日、プーチン大統領の出馬宣言が事前に計画されたものではなく、質問に「即興で」答えたものだと説明したが、事前に計画されていたというのが外信の解釈だ。
プーチン大統領は2018年の大統領選出馬を宣言する際も、自動車工場を訪問した席で出馬を宣言してほしいという職員の要請に答える形で出馬を表明した。プーチン大統領は、これといったライバルがいない状態で80%近い支持を得ており、再選が有力視されている。
プーチン大統領は1999年12月31日、エリツィン元大統領の退陣で権限代行を務めた。それから現在まで大統領や首相として実権を維持してきた。来年の大統領選挙で再任に成功した場合、2030年まで任期をさらに6年延長することになる。
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