日米韓安保室長がソウルで協議…「新たな対北イニシアティブを推進」
日米韓安保室長がソウルで協議…「新たな対北イニシアティブを推進」
日米韓の3か国は、新たな「対北イニシアティブ」を推進することにした。

韓国のチョ・テヨン(趙太庸)国家安保室長とジェイク・サリバン米国家安保補佐官、秋葉剛男国家安全保障局長は9日、韓国ソウルの大統領室で日米韓安保室長会議を開いて先のような意見で一致し、共同会見を通じて発表した。

サリバン補佐官は「われわれは新たな3か国のイニシアティブを推進している」と語った。

日米韓はこのように新たな対北イニシアティブを加速化させることにより、北朝鮮によるサイバー犯罪や仮想通貨のマネーロンダリング(資金洗浄)の脅威、宇宙および弾道ミサイル試験などを注視し、対応を強化することにした。

今回の会議は、ことし8月に米キャンプデービッドで開かれた日米韓首脳会議後、3か国協力を強固にする方案を話し合うため開かれた。

日米韓の安保室長は、国連安保理決議による北朝鮮の非核化義務と軍事協力禁止義務を再確認し、国際社会の徹底した履行を確保するため、3か国の協力を強化することにした。

このため日米韓は、北朝鮮の完全な非核化のため緊密に協力し、北朝鮮の核・ミサイル開発の資金源となる不正なサイバー活動への対応における協力を強化することで意見が一致した。

また、北朝鮮の軍事偵察衛星発射に対応し、日米韓とオーストラリアが先月30日に初の独自制裁を発表したことを高く評価し、北朝鮮の挑発に対する国際社会の協力を強化することにした。

加えて、北朝鮮のミサイル警報情報のリアルタイム共有や多年間にわたる3者訓練計画の作成など、日米韓間の安保協力をとどこおりなく推進することにした。

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