キム・ギヒョン国民の力代表
キム・ギヒョン国民の力代表
国民の力(与党)が10・11ソウル市カンソ(江西)区庁長補欠選挙惨敗の衝撃から抜け出せずにいる。指導部は‘江西ショック’から脱するために革新委員会の稼働などで刷新カードを出すも支持率は30%台前半から半ばほどで推移している。

聯合ニュースと聯合ニュースTVが共同で世論調査業者のメトリックスに依頼し、2~3日に全国満18歳以上の男女1000人を対象にした月例世論調査で国民の力の支持率は34%だった。

これに先立ち、韓国ギャラップが5~7日に全国満18歳以上1000人を調査した結果から出た支持率(35%)とほぼ同じになっている。

韓国ギャラップが来年の総選挙結果の展望を尋ねる調査で‘政府支援論’との回答者は35%で(前回と)同じだった。‘政権牽制論’の回答者は51%で2つの回答率の差は現政権発足後最高の16%ポイントだった。江西区庁長補欠選挙当時、与野党候補の格差が17.15%ポイントであることを考慮すると選挙惨敗後、支持率は反騰しなかったということだ。

このような状況で、国民の力の独自分析の結果、ソウル49の選挙区のうち、6区だけで優勢な結果が出て、党内はさらに動揺している。分析の結果、ソウルで優勢な地方区はカンナム(江南)カン(甲)・ウル(乙)・ピョン(丙)、ソチョ(瑞草)甲・乙、ソンパ(松坡)乙の6か所だけだという。

指導部はこのような報告書が公開されると正確な内容ではないと主張したが、波紋はなかなか収まらない。

ハ・テギョン(河泰慶)国民の力議員はフェイスブックに「ソウルの選挙は4年前よりさらに厳しいという我が党の総選挙状況報告書が出てきた。江西区庁長補欠選挙の惨敗後、十分に予想された結果だ」と明らかにした。続いて「それでも革新委員会を妨害し、座礁させた党指導部は一体どんな度胸をしているのか分からない。成績表を隠したからといって成績が消えるのか」と指導部を批判した。

これに伴い、キム・ギヒョン代表が11日に最高委員会議で‘党主流犠牲’などに関し、メッセージを出すかどうかに関心が集まっている。この日の最高委員会議は革新委員会の最終革新案が最終報告されるためだ。キム代表は革新委員1人を公認管理委員会に含めるなど、前向きな案を打ち出したことを検討しているという。
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