韓国野党「日本は慰安婦訴訟の敗訴でもふてぶてしい態度」…「尹錫悦政府は『対日屈従外交』基調を捨てよ」
韓国野党「日本は慰安婦訴訟の敗訴でもふてぶてしい態度」…「尹錫悦政府は『対日屈従外交』基調を捨てよ」
韓国の最大野党“共に民主党”(民主党)は、日本政府が元慰安婦による損害賠償請求訴訟で敗訴した後も ”無対応”原則を貫いていることに対し「ユン・ソギョル(尹錫悦)政府は屈従外交基調を捨て、日本政府に堂々と対応せよ」と求めた。

民主党の報道官は9日の会見で「日本政府があのようにふてぶてしい態度を示しているのは、これまで尹政府がみせてきた対日屈従外交のせいだ」として、先のように語った。

ソウル高等地裁は先月23日、元慰安婦とその遺族たち16人が日本政府を相手取り起こした訴訟の控訴審で「日本は、不法行為による慰謝料を支給しなければならない」という原告勝訴の判決を下した。その後、日本政府が上告期限日までに上告文を提出しなかったことで、この判決はそのまま確定した。

このことについて上川陽子外相は「無対応」の原則をあらためて言及し「韓国側に適切な措置を講じるよう求めたい」と語っている。

民主党の報道官は「尹大統領が日本の戦争犯罪に免罪符を与え、むしろ先頭に立って歴史問題にふたをしようとしているため、日本政府が『適切な措置』を求めるような奇怪なことが起きている」と批判した。

つづけて「尹政府が、元慰安婦たちの血と涙を流して戦って得た勝訴という結果を『対日屈従外交』により再び挫折させるのなら、国民はもちろん国際社会の非難から免れることはできないだろう」と強調した。

また「尹政府は司法府の判決の主旨をあらためて思い出し、元慰安婦たちが日本政府から真実なる謝罪ときちんとした賠償を得ることができるよう、日本政府に堂々と対応せよ」と求めた。

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