12日法曹界によると、検察は11日ソウル中央地方裁判所の審理で開かれたチェ被告の結審公判で、「全く反省せず社会に復帰する場合に再犯の危険が高い点、被害者遺族の取り返しのつかない被害を鑑み、チェ・ユンジョン被告に死刑を宣告してほしい」と要請した。
検察は、「この事件は被告人が真昼に都心の公園の登山路で面識のない人に性的暴行を加え殺したもので、このような犯罪を行った人は最も重い処罰を避けられないという認識が広がるよう相応の処罰が必要」と強調した。
被害者の兄は涙を流しながら、「このようなことがなければ、(教師だった妹が)学生たちとも友達のように過ごしただろうに、あまりにも残念」とし、「妹のような被害者が発生しないよう必ず加害者が然るべき罰を受けてほしい」と述べた。兄が発言する間、傍聴人らはもちろん、裁判長と法廷にいた裁判所職員も涙を見せた。
この日、チェ被告は法廷で発言する間ずっと、鼻をさわったり頭をかき、服に付いたほこりをほろったり、首を振ってため息をつくなどの様子を見せた。さらには腰を半分曲げた状態で両手を頭の後ろにのせたまま発言することもあった。裁判長が「被告人は集中しなさい。きちんと座りなさい」と注意をすると、やっと姿勢を正した。
チェ被告の1審宣告は来月22日午後2時に開かれる。
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