労働新聞は12日「傀儡(かいらい)の全地域で反米・反戦闘争の展開、第68回ろうそく大行進の進行」というタイトルで、ユン・ソギョル(尹錫悦)政権を批判する内容の記事を6面に掲載した。
この記事の中で、今月9日にソウル大統領官邸近くで開かれたろうそくデモ現場写真12枚が掲載されたが、その中の一つにチュ元法相がプラカードを頭の上にあげたまま笑っている姿が映っていた。
北朝鮮が体制宣伝の核心手段としている労働新聞の報道写真に、韓国の政治家の姿が捉えられたのは異例なことである。対外用の朝鮮中央通信とは異なり、労働新聞は北朝鮮住民が接することのできるメディアであるためだ。
労働新聞が写真に写っている人物に関する説明を特にしていないことから、北朝鮮当局は写真に写っている人物がチュ元法相だという事実を把握していないものとみられる。
韓国統一部(省)の関係者は「韓国への否定的なイメージを歪曲(わいきょく)し強調することで、北朝鮮住民の韓国に対する肯定的期待感を遮断する意図があるものとみる」と分析した。
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