12日、韓国の疾病管理庁によると、2級の法定感染症である「麻疹 ( はしか )」の患者数が前日までに8人発生した。そのすべては海外からの流入で、半数はことしの10月以降に発生している。
「はしか」は、せきやくしゃみを通して空気感染する呼吸器感染症で、発熱・全身発疹などの症状が生じる。感染力が非常に強く、感染再生産指数(感染者1人が他の人に感染させる人の数)が12~18にもなるという。免疫力の低下した人がその患者と接する場合、90%以上が感染する可能性がある。
韓国では新型コロナの流行期間、はしかの患者は発生しなかったが、ことしは世界的な流行と海外旅行の増加により患者が発生しているとみられる。
全世界のはしか患者数は昨年17万1296人で、その前年より2.9倍急増している。また、ことしは10月までに昨年より1.8倍多い22万3804人が感染している。
ことし発生した韓国内の患者8人のうち4人はカザフスタンを訪問したことが把握されていいて、2人はインド、1人はタイを訪問したことがわかった。残りの1人は航空機内で感染したものと推定された。
疾病管理庁は予防接種の履歴を確認し、旅行中における個人の衛生管理を守るよう求めた。
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