世界のディスプレー市場の規模および展望。青がアクティブマトリクスOLED、グレーが薄膜トランジスタ液晶ディスプレー(TFT-LCD)。単位はドル
世界のディスプレー市場の規模および展望。青がアクティブマトリクスOLED、グレーが薄膜トランジスタ液晶ディスプレー(TFT-LCD)。単位はドル
韓国ディスプレー産業協会は2024年、世界のディスプレー市場がことしに比べ5.4%増の約1228億ドル(USD、約17兆8277億円)に達すると発表した。

とくに現在テレビやスマホ用が中心の有機EL(OLED)は、ITや自動車用にも拡大することで、市場が434億ウォン(約6兆3002億円)へと膨らむ見通しだ。フォルダブルや、電力効率に優れた低温多結晶酸化物(LTPO)など、付加価値の高いモバイル用ディスプレーの需要が堅調であるのに加え、IT製品によるOLEDの使用が本格的に伸びるとみられるためだ。

一方、液晶ディスプレー(LCD)市場は781億ドル(約1兆13391億円)で、2007年の水準まで縮小するとみられる。

同協会は「ドイツで開催されるサッカーの2024年欧州選手権(『UEFA EURO 2024』)や、フランスで行われるパリ五輪など、来年は電子製品の買い替え需要に期待できる国際的なイベントが予定されてはいるが、ロシアによるウクライナ侵攻やイスラエルによるガザ侵攻などで世界の需要は不透明。米国の大統領選挙の結果による政策の変化などが、来年の世界のディスプレー市場に大きな影響を与えるだろう」と述べた。


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