生後17日の娘を布団で窒息死させた20歳の母親…控訴審で9年減刑された理由=韓国
生後17日の娘を布団で窒息死させた20歳の母親…控訴審で9年減刑された理由=韓国
生後17日の娘を殺害し1審で懲役12年を宣告された20歳の母親が控訴審で懲役3年に大きく減刑された。

14日テグ(大邱)高等裁判所は生後17日の娘を死亡させた容疑(児童虐待殺害)で起訴されたA被告(20)に対する控訴審で、懲役12年を宣告した原審を破棄し懲役3年を宣告した。

裁判部は、A被告の罪質が重いものの不安と憂鬱(ゆううつ)感により偶発的に犯罪を行ったものとみて、1審の刑は重いと判断し減刑を決定した。

裁判部は、「犯罪前後の状況をみると、インターネットで窒息死などに関する検索もしたが、児童保護施設、赤ちゃんポストを検索したり相談を通じ娘を預けることまで検討した」とし、「布団の重さが被害者にかかった部分は330グラム程度しかないなど殺人の故意の立証が不十分」と明らかにした。

検察がA被告に対し児童虐待殺害から乳児殺人、殺人、児童虐待致死に公訴状を変更したものの、裁判部は児童虐待致死についてのみ受け入れた。

A被告はことし1月16日大邱市の大学病院で女の子を出産した後、退院後の2月2日に厚い冬用の布団を折り畳んで眠っている娘の顔と体の上にのせ、娘を窒息死させた容疑で裁判にかけられた。

A被告は流産を試みたものの、後に出産し、娘の父親が自身と娘を放置し続けたためこのような犯行に及んだと調査された。
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