日米共同開発のアルツハイマー治療剤レケンビ、日本上陸...2025年に韓国でも発売の予想
日米共同開発のアルツハイマー治療剤レケンビ、日本上陸...2025年に韓国でも発売の予想
日本のエーザイと米国のバイオジェンが共同開発したアルツハイマー型認知症の新薬「レケンビ」が日本市場に上陸した。韓国国内では来年下半期に許可を得て、再来年に発売されるものと予想される。

バイオ業界によると17日、エーザイとバイオジェンはアルツハイマー型認知症の新薬「レケンビ(LEQEMBI)」を日本において正式発売した。

「レケンビ」はことし9月25日、日本でアルツハイマーによる軽度認知障害と初期アルツハイマー型認知症の治療剤として承認を受けた。発売に先立ち、厚生労働省の諮問機関である中央社会保険医療協議会の総会は「レケンビ」の保険適用を了承した。今回の発売で日本は米国に続き2番目に「レケンビ」を市販する国になった。

日本では患者1人当り年間298万円まで公的医療保険の適用対象に設定することにした。米国の場合、1年分の薬価は約2万6,000ドル(約370万円)となっている。

「レケンビ」はアルツハイマー型認知症の原因物質として知られている「ベータアミロイド(βA)」を取り除く新しいタイプの薬で、初期のアルツハイマー患者の認知機能低下を遅らせることが立証された唯一の治療剤だ。臨床第III相の研究によると、「レケンビ」の投与群は18か月後にプラセボ群に比べて、脳の認知機能の低下が27%遅くなった。

認知症治療の分野において、新薬の登場はポジティブな評価を受けている。エーザイ・バイオジェンの「アデュヘルム」が2021年に米国で承認されたが、効能面で問題となっていたためだ。

韓国でも許可承認のための手続きを踏んでいる。エーザイはことし上半期、食品医薬品安全処に品目許可を申請した。韓国エーザイは来年下半期に品目許可の承認を受けるものと期待している。

製薬業界の関係者は「認知症の治療は、今も出回って20年以上の薬に依存している」とし「『レケンビ』のような新しい点滴静注が出れば、治療対象となる患者にとって意味があるだろう」と述べた。
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