韓国最大野党、分裂の危機…李洛淵元代表の新党宣言に反対の声
韓国最大野党、分裂の危機…李洛淵元代表の新党宣言に反対の声
韓国最大野党「共に民主党(民主党)」のイ・ナギョン(李洛淵)元代表が新党を立ち上げる意向を示したことに対し、同党内から反対の声が高まっている。17日、政界関係者によると、民主党の初当選議員らが李元代表に新党の旗揚げを中止するよう要請する文書を作成し、署名を集めているという。

 文書では、「分裂は必敗だ。尹政権の無能と暴政を阻止するためには、民主党で団結して総選挙に臨むべきだ」と訴えた。また、「民主党が勝利しなければ、尹大統領の無能と暴政は暴走し、韓国を破壊するだろう」と警告した。この日午後までに、民主党議員70人余りが署名に参加した。

 署名を集めた議員たちは近日中に記者会見を開き、李元代表に公開的に新党の旗揚げを放棄するよう求める予定だ。

 一方、李元代表は親李在明派のキム・ミンソク(金民錫)議員からも、「サクラ(変節した政治家)」と批判され攻撃を受けた。金議員はこの日、フェイスブックで12・12軍事反乱を描いた映画「ソウルの春」を例に上げ、「李洛淵新党」が反民主主義クーデターと同じだと批判した。

 金議員は「チョン・ドゥファン(全斗煥)の12・12も、いんちきな(李在明)逮捕同意案の可決も、サクラの反乱も、ユン・ドンフン(ユン・ソギョル+ハン・ドンフン)検察の独裁も本質は一つだ。反民主的クーデター」とし、「クーデターの鎮圧、民主党の革新だけがソウルの春を救う」と主張した。

 続いて、非主流4人組の集まりである「原則と常識」を「沈黙と詐欺の主役」と非難し、「逮捕同意案の可決に黙っていた人々が、サクラの反乱を前にして沈黙し、ぐずぐずしていてはならない」と述べた。
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