17日JTBCによると、チョン・チャンス氏はチョン・チョンジョ容疑者と同様の手法でロマンス詐欺の犯行を行い行方をくらましている。
チョン・チャンス氏は自身を数百億ウォン台(約数十億円台)の資産家と偽って女性に接近し、財力を誇示しながら高価なプレゼントを贈り女性の歓心を買った。また、自身は債務不履行者だと言い、店の運営費を含む全ての金銭を被害女性の名前で使用し始めた。
チョン・チャンス氏は別の被害者の身分証を盗用し堂々と店を運営した。新型コロナウイルスルの流行により店の運営状況が悪くなると、借りた金を返さなくてもいいように1人2役を演じて別人を装いながら連絡を避けた。
チョン・チャンス氏と女性は店を手放すことになったが、チョン氏は契約金を受け取った後に姿を消した。
チョン・チャンス氏がチョン・チョンジョ容疑者に巨額の金銭を渡していた状況も確認された。2018年6月ごろチョン・チャンス氏が数十年間離れて暮らしていたチョン・チョンジョ容疑者に会うためチェジュド(済州島)に行き、この時に渡した金がその後のチョン・チョンジョ容疑者の犯罪に使われる金になったと推定される。
また、別の被害者Aさんは、「チョン・チャンス氏の携帯メッセージを見たことがあるが、娘からメッセージが来ていた」とし、「『お父さん、チョンジョです。お父さんが私の父親なんですね?私を助けてください。大変なんです』という内容があった」と話した。
チョン・チャンス氏からチョン・チョンジョ容疑者に流れた資金の規模は約10億ウォン台(約1億円台)と推定される。
警察は現在、チョン・チャンス氏の所在を把握するため捜査している。
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