韓国企業による洋上風力発電プロジェクトの受注額。青が世亜ウィンド、ピンクがLS電線。単位は億ウォン。上から英国「ノーフォーク・バンガード」、英国「ホーンシー3」、欧州~北海「バルウィン」、欧州~北海「ランウィン」
韓国企業による洋上風力発電プロジェクトの受注額。青が世亜ウィンド、ピンクがLS電線。単位は億ウォン。上から英国「ノーフォーク・バンガード」、英国「ホーンシー3」、欧州~北海「バルウィン」、欧州~北海「ランウィン」
韓国企業が、海外の洋上風力発電プロジェクトを相次ぎ受注している。

鉄鋼メーカーの世亜グループの洋上風力発電用支持構造物メーカー、世亜ウィンドはこのほど、スウェーデンのエネルギー会社であるバッテンフォールが発注した洋上風力発電事業「ノーフォーク・バンガード・プロジェクト」において、1兆4000億ウォン(約1549億5890万円)規模のXXLモノパイル式支持構造物の供給契約を締結した。

世亜グループは、洋上風力発電分野で頭角を現している。韓国1位のパイプメーカー、世亜製鋼は5月、フランスの洋上風力発電プロジェクトに、870億ウォン(約96億3042万円)規模の洋上風力発電用パイプを供給する契約を締結した。また世亜ベスチールは2025年まで、洋上風力発電用特殊鋼の輸出を最大10%拡大する計画を掲げる。

一方、電線大手のLS電線はドイツの電力会社、テネットとドイツにおける2つの洋上風力発電プロジェクトに対し、1兆7000億ウォン(約1881億3515万円)規模の海底ケーブル供給契約を締結。海底ケーブルの受注残が3兆6000億ウォン(約3984億1291万円)へと急増した。

キウム証券のキム・ジサン研究員は「高付加価値の海底ケーブルの売り上げが拡大することで、LSグループの電線部門はことしに続き来年も過去最大の実績を記録するだろう」と予測した。


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