現代自動車は19日に臨時取締役会を開き、ロシアのサンクトペテルブルク工場(HMMR)の持ち分売却を承認したと発表していた。売却対象はロシアの自動車販売会社アートファイナンスで、売却金額は1万ルーブル(約1万5831円)となる。
現代自動車にとって6番目の海外生産拠点であるHMMRは2010年に完成し、2011年に生産を開始した。しかしロシアによるウクライナ侵攻の余波で、2022年3月から稼働を中断している。
ただし現代自動車は今回、売却から2年内であれば工場を買い戻すことができるバイ・バック条件を付加している。工場売却の引き金となったウクライナ侵攻が終わった場合、再進出する可能性を残している。
大信証券のキム・クィヨン研究員は「2022年から続いているロシアのウクライナ侵攻で稼働が中断し、欧州による制裁で事実上運営が不可能な状態の下での工場売却は、ロシアの政治や経済に対する不安感をなくすという観点から、肯定的であると判断できる」と述べた。
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