ディーゼルエンジン国産化の背景には、陸軍が使用している多連装ロケットシステムのディーゼルエンジンの耐久年数を満たし、後続品がなくなったことから、これを代替するエンジンを開発する必要性が出てきたことがある。韓国国防技術振興研究所が行っている兵器用部品の国産化開発支援事業の一環でもある。
STXエンジンは今回の開発事業を通じて、従来の機械式エンジンの品切れによる後継の軍用資源に限界があるという問題を解決するだけでなく、今後は後続の戦力を安定的に保ち、次世代兵器への変化に対応できると期待を寄せている。
STXエンジンは2021年、自走砲「K9」用1000馬力クラスのディーゼルエンジンを国産化した企業となった。開発への着手から約3年でエンジンの試作品を製作し、性能試験を終えている。これにより中東やエジプトなど、新たな輸出先を開拓した。
同社のイ・サンス代表は、今回の提携について「電子制御式ディーゼルエンジンを国産化して安定的な戦力を維持できるようにするのはもちろん、韓国中小企業と共に成長を目指せるようにする」と述べた。
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