「ソウルの春」団体鑑賞告発、チョ教育監「教権侵害、しっかり対応」=韓国
「ソウルの春」団体鑑賞告発、チョ教育監「教権侵害、しっかり対応」=韓国
1979年12月12日、韓国で発生した12・12軍事反乱を扱った映画「ソウルの春」を団体鑑賞したという理由でソウル市内の高校校長が告発され、ソウル市チョ・ヒヨン教育監は「教権侵害」と断固たる対応を予告した。

チョ教育監は25日、自身のフェイスブックに「(保守団体が告発した)今回の事態を教権侵害と新たに判断する」と述べた。

キム・ソンス監督の「ソウルの春」は、1979年12月12日に発生した12・12軍事反乱を扱った初の映画だ。1979年12月12日午後から翌日にかけての9時間、保安司令官チョン・ドクァン(ファン・ジョンミン)勢力と首都警備士警官イ・テシン(チョン・ウソン)の間に起こった緊迫したストーリーを盛り込んだ。

最近ソウル小・中・高校では、学生らが自律的に映画を選択し、ソウルの春を団体鑑賞できるようにした。

これについて今月19日、保守性向団体自由大韓豪国団は、ソウルのある高校校長を職権乱用罪と告発した。

チョ教育監督は「ソウル市教育庁は、ソウルの春団体鑑賞が、教員が自律的に行使できる正当な教権のカテゴリーの中に入ると判断する」と述べた。

続いて彼は「司法部と学界、そして政治圏で、以前確立された歴史的事件すら学校で扱わなければ、それがむしろ公教育の責任回避」と明らかにした。

またチョ教育監は「偏向的な歴史認識を子どもたちに注入するという懸念は持たなくてもよい」とし「ソウル市教育庁は今回争点となった学校を中心に討議、討論教育を行うだろう」と述べた。

最後に、彼は「今回の事件およびこれと同様の教権侵害事件に対しても断固として対応する」と強調した。

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