ソウル中央地検反腐敗捜査2部は26日の午後2時から5時30分ごろまで3時間30分ほど、宋前代表をソウル拘置所に呼んで事情聴取を行った。
宋前代表側のソン・ジョンムン弁護士は取り調べの終了後、メディア公示を通じて「宋前代表は検事の尋問のすべて対し、憲法上保障された供述拒否権を行使した。無期平等の原則により判事が主宰する公判過程で誠実に答弁すると明らかにした」と説明した。
この日、宋前代表は金建希夫人のドイツモーターズ株価操作疑惑、検察特殊活動費、ファンボ・スンヒ(皇甫承希)無所属議員、ウォン・ヒリョン(元喜龍)前国土交通部長官などについて言及したという。続いて「より重大な事件なのになぜ捜査しないのか」と検察に問い詰めたと伝えられた。
また、宋前代表はユン・グァンソク(尹官石)無所属議員について「政党法違反で5年も求刑するとはありえるのか」との意見も出したという。宋前代表は調査を終えて検察庁を出ると捜査チームに「二度と呼ぶな」と要求した。
宋前代表はこの日の午前に公開した自筆の声明文でも「供述拒否権を行使した被疑者を拘束しておいて、数回検察が召還するのはいじめ捜査かつ権限乱用だ。起訴される時まではこれ以上、検察の召還には応じない」と頑なな姿勢を示した。
検察はこれに先立ち、20~22日にも宋前代表に召還を通知したものの、宋前代表は弁護人接見が必要だとか、健康がよくないなどの理由を挙げてこれに応じなかった。当初はこの日の午前10時までに出席し、取り調べに応じろとの検察通知にも応じない意思を示していたが、態度を変え、午後に検察庁に出席した。
検察は27日に終わる宋前代表の1次拘束期限を考慮し、来月6日までに拘束期間を延長した後、裁判にかけるものと見られる。
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