俳優イ・ソンギュンさんの死に「本当にいい友人だった…最低限の礼儀を見せてほしい」=韓国
俳優イ・ソンギュンさんの死に「本当にいい友人だった…最低限の礼儀を見せてほしい」=韓国
違法薬物使用の疑いで警察の捜査を受けていた俳優イ・ソンギュンさん(48)が死亡した状態で発見された中、韓国芸術総合学校の入学同期が哀悼の意を伝えた。

 28日、SNS上には前日、あるオンラインコミュニティーに掲載されたあるネットユーザーの書き込みが共有された。

 イ・ソンギュンさんとハン・イェジョンさんの同期だと明らかにしたネットユーザーのA氏は「ハン・イェジョンの入学同期で、卒業後は他の専攻に進学し演劇とは関係のない仕事をしている」と話を始めた。

 続いて1994年、韓国芸術総合学校の入学生に渡された入学記念ペンの写真を添付し、「入学時にもらった写真だ。 (同期であることを)証明しようと写真を探したが、適当なものがなくてペンの写真を載せる」とし「私が文を残したかったのは、ソンギュンが本当に優しい子だということを伝えたかったからだ」と明らかにした。

 彼は「人によって見る観点も異なるため色々な言葉が出てくるかもしれないが、根の性格が良い友人だった」として「他人に被害を与えることを嫌い、先輩たちに対しては礼儀があり、後輩たちの面倒を見ようとする人」と話した。

 また「人間だから完璧じゃない部分もあっただろう」とし「誰もがそうではないか。非難や好奇心は先送りし、一人の人間の最後に最低限の礼儀を見せれば、残された人々にとって大きな慰めになる」と伝えた。

 これに先立ち、イ・ソンギュンさんは同日午前10時30分ごろ、ソウル市チョンオ(鍾路)区のワリョン(臥龍)公園近くの駐車中の車で、死亡した状態で発見された。

 警察は、ソウル市カンナム(江南)の遊興施設の女性室長A氏(29)の供述を確保した後、イ・ソンギュンさんを立件し、調査を進めてきた。A氏は警察の取調べで、「イ・ソンギュンが少なくとも5回違法薬物を使用した」と主張した。

 一方、イ・ソンギュンさんは「A氏は私をだまして薬を渡した。薬物だとは知らなかった」と容疑を否認し、死亡前日には警察にうそ探知機の調査を要請していた。

 警察は被疑者身分であるイ・ソンギュンさんが死亡したことにより「公訴権なし」で捜査を終結する方針だ。
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