27日に放送されたTV CHOSUN「父と私と」では、イ・ソンヨンと53年前に出て行った実母の涙の再開と、これまで言えなかった話の数々が展開された。また、「新たな父娘」で19年目トップモデルのパク・セラと“親ばか”パパが登場し、“仲良しコンビ”で温かさを見せたものの、結婚問題を巡っては酷く対立をした。
先に、卓越したファッションセンスを 誇る“元祖 ハンサム”パパと、イ・ソンヨンの出会いを放送した。イ・ソンヨンの父は少女にあげる贈物があると自ら準備したお小遣い封筒を出した。先立って少女と5年ぶりの再会当時、イ・ソンヨンの父は娘が予め持たせてくれたお小遣い封筒を少女へ渡した。イ・ソンヨンは 「アラムが“お爺ちゃんがくれたお小遣い、ママがくれたのは知らなかった。ママ とても大変だね”って言ったの」と放送の裏話を話した。イ・ソンヨンが「娘がその話をしながら撫でてくれて。治癒されるような感覚だった」と言うと、スペシャルゲストのソ・イヒョンは「ソンヨンさんがはとても偉大な人だけど、アラムが もっと大きな人に見える」と言い目頭を赤くした。
またイ・ソンヨンが3歳の時に家出をした実母が初公開された。イ・ソンヨンは実母に対し「凄く頭が良くて有能で、4か国語に長けていた都会的な女性」だと紹介した。緊張がありありと見える顔で登場したイ・ソンヨンの母は、娘に会いに行くことが「懺悔しに行く気分です」とし、罪悪感の気持ちを呟いた。イ・ソンヨンは「妊娠してからは母のことがとても憎かった。胎動までもが大切なのにこれをどうやって切り離せるんだろうって思った」とし実母に向けた恨めしいかった気持ちを告白した。
イ・ソンヨンの母は53年前に家出をした理由が夫の莫大な金遣いであったことを明かした。また「日本でお金を稼いだ後家に戻ったのだけど、そのお金が1年で全てなくなった」とこれまで知らなかった話を打ち明け、イ・ソンヨンを驚かせた。夫の代わりに育児と生計を責任を持つことは勿論、家長になって海外に経つしかなかった母の惜しい事情は視聴者達の心に響いた。
また「私は嘘の人生だった」というイ・ソンヨンの母の痛みある人生史が続いた。彼女は若い時代、「外交官である夫について海外に行っていたとし、人々へ嘘をとても沢山ついた」と話した。イ・ソンヨンが「何でそうしたの?」と問うと母は「私の時代は離婚した人があまり居なかった。外交官夫人以外は海外に出ることも難しかった時代だった」と理由を明かした。若い歳に女性独りで生き残っていくために、嘘の中で生きねばならなかった実母の歳月を知ったイ・ソンヨンは共感と悲しさで涙ぐんだ。
イ・ソンヨンは「ソンヨンは苦労を沢山したのね」と母の一言にぐっと抑えていた涙が溢れ出た。しかし「これは悲しくて出る涙じゃない。解毒みたいなもの。悲しくて出る涙はつらいはずなのに、笑えるから」とし当初よりもより気持ちが楽になったと思える微笑みを見せた。映像を視ていたペク・イルソプは「勇気が本当にある。僕も(父が)実母と離婚して、別の母がいた。2人が何故離婚したのか聞けないまま、皆亡くなってしまった」とし後悔の気持ちをほのめかした。
そうかと思えば、イ・ソンヨンは 3歳の時離婚した後、30歳になった時に実母と再び出会った当時を回想した。「母になって凄く充実してると思ってた。育ての母に不義理だと思って実母と会わないと言い張った」と実母と会う前の心情を 伝えもした。また30数年ぶりに再会した母へ言った初めての言葉が「似てるね?」だったとも明かした。
以降「パパに一度会ってみるのは大丈夫?」というイ・ソンヨンの質問に、母は 「また会いたい気持ちはない」と断固とした反応を見せた。「今更会ったって良い話なんて一つもないだろうから。最後に私が(スンヨンの父へ) “あなた夜道に気を付けときなさいとい言った”」と話し周囲を爆笑させた。しかし来週には遂にイ・ソンヨンの実の両親が53年ぶりに再会する姿が予告された。80代になり再び再会したイ・ソンヨンの両親が、これまで越えて来た歳月の重さを解消できるのか、関心が寄せられている。
一方、世界が認める“19年目トップモデル”であり“4年目玉ねぎ農家”の パク・セラが父と共にする“平和な世の中”田舎ライフを公開した。パク・セラは父を“パパ”と呼び愛嬌溢れる穏やかな姿をみせ、父もまた娘を“娘ちゃん”と呼び声だけでも顔いっぱいに大きな笑顔をみせていた。パク・セラは「幼い時、雨が降ったり冬に露が降りたらズボンの裾が露で濡れると思ってパパが学校に行く時に生えている草を全部刈ってくれた。小さい時はそれが愛情だってわからなかった」と感動の秘話を公開した。
仲の良い姿も一時、パパを中心にした周囲の大人たちの“早く結婚しなさい”という小言の爆発が起きた。パク・セラは「今は時代が違うのに」と言いながら背筋を伸ばし向き合った。パク・セラの父はあんなにも娘の結婚を願っていた理由に対し「両親とは生涯暮らせないのに、家庭を持って生きなければいけないの?」と心境を告白した。続けて「農作業はなくしちゃいけないのに。。。」という父の真実にパク・セラは涙をみせた。
来週には父の腰椎椎間板ヘルニアの診療のために病院を訪れたパク・セラ父娘の“いざこざ”神経戦が繰り広げられる。また、別れて53年ぶりに遂に訪れるイ・ソンヨン父母の出会いも公開される予定だ。水曜夜のTV CHOSUN「父と私と」は毎週水曜日午後10時、韓国で放送中だ。
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