3回の公開召喚…警察、俳優イ・ソンギュンさんの「非公開召喚」要請を拒否か=韓国
3回の公開召喚…警察、俳優イ・ソンギュンさんの「非公開召喚」要請を拒否か=韓国
俳優イ・ソンギュンさん(48)が死亡する4日前、薬物使用容疑と関連した最後の調査を前に弁護人を通じ非公開調査を要請したものの、警察が捜査規則に反しこれを拒否していた事実が明らかになった。

イ・ソンギュン の最新ニュースまとめ

麻薬類管理に関する法律上の向精神薬・大麻使用容疑を持たれていたイ・ソンギュンさんはことし10月28日に初めての召喚調査を受けた。
当時、有名俳優が警察へ出頭する様子を撮影するため多くの取材陣が集まり、1週間後の11月4日に2回目の召喚調査が行われた際にも同じ様子が見られた。イ・ソンギュンさんは多くのカメラの前で、「多くの方にご心配をおかけした点を心から謝罪する」と頭を下げた。

2回目の出頭から49日後の今月23日に3回目の召喚調査が決定すると、イ・ソンギュンさんの弁護人は警察に非公開召喚を公式的に要請した。

イ・ソンギュンさんの弁護人は調査前日の22日に聯合ニュースとの電話通話で、「(イ・ソンギュンさんが有名人ではあるが)警察がすでに2回も公開召喚をした」とし、「今回は非公開で召喚してほしいと要請したが、受け入れられなかった」と話した。

当時、インチョン(仁川)警察庁の関係者は、「イ・ソンギュンさんの弁護人は非公開召喚を要請してはいない」とし、「要請すれば受け入れる」と話した。しかしその後、イ・ソンギュンさんの弁護人がメディアに露出しないよう非公開で召喚してほしいと再度強く要請したものの、警察は「難しい」との趣旨で拒否した。

これは事件関係人をあらかじめ約束された時間にフォトラインに立たせる行為を原則的に禁止した警察の捜査規則に反する。イ・ソンギュンさんの死亡をめぐり一角では無理な立件と度重なる公開召喚などの過剰捜査が指摘されている。

イ・ソンギュンさんは27日午前10時30分ごろソウル・チョンノ(鍾路)区の公園付近に駐車された車の中から遺体となって発見された。

これまで3回の召喚で19時間以上にわたる調査を受け帰宅したイ・ソンギュンさんが死亡したことで、矛先が警察に向けられると、仁川警察庁は「全ての調査は被疑者(イ・ソンギュンさん)の同意を得て行われた」とし、強圧的な捜査を否定した。

また、イ・ソンギュンさんが正式に立件されていない「内偵捜査段階」でメディア報道が出たことについては、「外部に捜査情報を公開したことはない」とし、「メディアにもできるだけ実名が報道されないようにしてほしいと重ねて要請した」と説明した。

警察はイ・ソンギュンさんが死亡したことにより、「公訴権なし」としてイ・ソンギュンさんと関連した捜査を終結する方針だ。不起訴処分の一種である「公訴権なし」は被疑者が死亡し起訴できない状況など捜査の実益がないと判断される場合に下される。



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