北朝鮮は2016年4月の韓国総選挙を前に、1月から3月にかけて核実験、無人機の侵入、弾道ミサイル発射、全地球測位システム(GPS)妨害電波発信と、続けざまに挑発を行った。20年4月の総選挙の1カ月前には、対韓国戦術兵器の短距離弾道ミサイルを4回発射した。
また、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)は今月27日の党中央委員会総会で、軍、軍需、核兵器、民防衛部門で「戦争準備の完成に一層拍車をかける」よう指示した。
これに先立つ同18日には、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射に立ち会った後、側近らに「来年初めに南韓(韓国)に大きな影響を与えられる方策を講じるように」と指示し、露骨に韓国を威嚇した。
国情院は「北の過去の行動や最近の韓国を威嚇する発言などを考慮すると、年初に北の挑発が予想される」とし、関係官庁とともに備えに万全を期していると伝えた。
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