尹大統領室のイ・ドウン(李度運)広報首席は同日、記者会見を開き、「今、国会で特別検察官を任命するための法案2件が可決された」とし、「大統領は法案が政府に移送され次第、即時に拒否権を行使する」と述べた。
共に民主党や正義党などの野党はこの日の国会本会議で、これらの特検法を迅速処理案件(ファストトラック)として単独で採決した。金建希特検法は在席180人中180人が賛成、大庄洞50億クラブ特検法は在席181人中181人が賛成し可決された。与党「国民の力」は野党の強行採決に反対して退席した。
大統領室の関係者は、「今回の特検は選挙直前に、露骨に選挙を狙って法案を作ったものだ」と批判した。選挙後に再議論する可能性を問う質問には、「現在の課題に集中したい」と否定した。また、「特別監察官の任命や第2付属室の設置などについては、大統領室のメッセージは明確に伝えた」とし、「今後、必要なメッセージがあれば追って検討し、改めてお知らせする」と付け加えた。
一方、この日に秘書室長の交代が発表されたことについて、大統領室の関係者は「政府や党が大きく変わった」とし、「大統領室の最も重要な3室長がすべて交代した」と説明した。また、「与党も1973年生まれの非常対策委員長が就任して若返ったが、大統領室も若返るということ」と述べた。
この日、尹大統領は大統領室のキム・デギ(金大棋)秘書室長の後任にイ・グァンソプ(李官燮)政策室長を内定した。政策室長にはソン・テユン(成太胤)延世大学経済学部教授を抜擢した。また、国家安全保障室長にはチャン・ホジン(張虎鎭)外務省第1次官を任命し、張第1次官の後任にはキム・ホンギュン(金烘均)駐ドイツ大使を任命した。
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