共に民主党によると、最高委員たちはこの日イ代表が釜山からヘリコプターでソウル大学病院へと移送されることを確認した後、文前大統領に連絡した。
文前大統領は最高委員たちに「代表の状態はどうなのか」と心配した。つづけて、この日に約束されていた最高委員たちによる文前大統領の私邸訪問が取り止めになったことについて「十分理解している」とし「しかし今は代表のため、事態を収拾することが最優先だ。そのことに最善を尽くしてほしい」と語った。
また「私こそとても心配になり今すぐ行こうとしていたところだったが、ソウルに移送されることになったというので、一日も早い回復のため集中してほしい」と求めた。
イ代表はこの日の午前11時30分、キョンサンナムド(慶尚南道)ヤンサン(梁山)市にある文前大統領の私邸を訪問する予定であった。
しかし、イ代表がこの日の午前にプサン(釜山)カドクト(加徳島)新空港敷地への現場訪問の途中で暴漢に襲撃されたことから、訪問の約束は取り消しとなった。
イ代表を襲った容疑者はこの日、「李在明支持」などの言葉が書かれた青色の紙製の冠をかぶりハチマキをするなどイ代表の支持者を装っていたため、危険人物とはみなされなかったものとみられる。
容疑者は「サインしてほしい」と叫び取材陣の間を割り込んで接近し、突然イ代表に襲い掛かってイ代表の首に凶器を振りかざしたことが伝えられている。
イ代表はすぐさま床に倒れ込み、容疑者は周辺の人と警察により直ちに取り押さえられ検挙された。事件発生から20分ほど過ぎた午前10時47分ごろ、現場に到着した救急車によりイ代表は病院へと搬送された。
容疑者は60~70代の男性と推定され、20~30センチの凶器でイ代表を攻撃したことが伝えられている。
共に民主党の報道官はこの日の午後、釜山大学病院の前でイ代表の状態について記者たちに「現在、経静脈が損傷している疑いがある」とし「医療陣によれば、ややもすると大量出血やさらなる出血が懸念される状況で、ソウル大学病院へと搬送した後、手術を受けることになるだろう」と説明した。
イ代表は意識のある状態だという。
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