韓国最大野党「共に民主党」のイ・ジェミョン(李在明)代表が2日、釜山での公務中に男性から凶器で襲撃された。ソウル大病院で約2時間にわたる血管再建術を受けた後、集中治療室で意識がある状態で回復しているという。

 同党のクォン・チルスン(権七勝)首席報道官は同日夜、ソウル市内の病院で記者会見し、「手術は当初1時間ほどと予想されたが、実際には約2時間かかった」と説明した。李代表は首の内側の静脈が損傷し、血栓が多く見つかったため、管を挿入する手術を行ったという。

 李代表は釜山大学病院で応急処置を受けた後、ヘリコプターでソウル大病院に移送された。権氏は「重度の手術が必要だったため、家族と医療陣が協議してソウル大病院への移送を決めた」と述べた。退院時期や面会については「病院側の判断に従う」とした。

 また、手術を執刀したソウル大病院側独自の決定で、医療陣が手術経過などを説明するのではなく、党側で関連の会見を行うことになったと説明した。

 李代表は同日午前、釜山沖にある加徳島の新空港建設予定地を視察していたが、取材陣に答えて車両に向かっている途中、男性から襲撃された。警察によると、男性が振り回した凶器は長さ18センチ程度だった。男性は現場で逮捕され、動機などを調べている。
Copyrights(C) Herald wowkorea.jp 104