釜山警察などによると、李代表を襲撃した67歳のキム容疑者はソウル・ヨンドゥンポ(永登浦)区庁を退職した後、牙山市で不動産仲介業者をしていることが確認された。
現場で逮捕されたキム容疑者は、「李代表を殺害する考えがあった」との趣旨の陳述をしていると伝えられた。
キム容疑者の犯行を知った付近の住民らは大きなショックを受けている。
東亜日報によると、キム容疑者は不動産仲介事務所の近くのアパートに妻、子どもと一緒に住んでいる平凡な家庭の家長で、知人らは「普段は消極的で静かな性格だった」と話している。
キム容疑者の不動産仲介事務所の付近で店を運営しているというAさんは、「商店街や周辺の人たちと会話をするのを見たことがないほど、静かな人物だった」とし、「みんなショックが大きい」と話した。
さらにキム容疑者は普段は政治的な発言をほとんどせず、低所得層など経済的に苦しい人たちからは仲介手数料を受け取らないほど、善良な人だったとの証言もある。
キム容疑者はきょう午前10時29分ごろ、釜山カンソ(江西)区にあるテハン展望台の視察を終え、車に向かって歩いていた李代表の首の左側を凶器で刺した後、現行犯で逮捕された。
キム容疑者は、「私が李在明だ」と書かれた王冠の形をした紙のはちまきを付け、「サインしてほしい」と笑いながら接近し、このような犯行を行ったという。
キム容疑者は検挙直後の警察の調査で黙秘権を行使していたものの、警察の説得により「李代表を殺そうとした」と陳述し、故意に李代表の命を奪う目的で接近したという事実を認めた。
警察はキム容疑者に殺人未遂容疑を適用する一方、具体的な犯行動機と共犯の有無などを捜査している。
キム容疑者が使用した凶器は昨年にインターネットで購入していたことがわかった。
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