米メディアが「李在明野党代表への襲撃」を一斉に報道…「韓国政治の ”両極化”は深刻」

米国の複数メディアは2日（現地時間）、韓国野党“共に民主党”のイ・ジェミョン（李在明）代表が襲われたことを一斉に報道した。

ワシントンポスト（WP）は「イ代表は、プサン（釜山）カドクト（加徳島）新空港敷地への現場訪問の途中で凶器により襲撃された」として、容疑者の身元や犯行に使われた凶器の購入方法などを詳細に伝えた。

WPは「韓国において政治家への攻撃は珍しいことで、これまでそのような事件は国際的な関心の的になってきた」と報道した。

ニューヨークタイムズ（NYT）は「イ代表は2022年の大統領選以降、腐敗をはじめとした一連の嫌疑に関し持続的な捜査を受けてきた」と報道した。

つづけて「次期大統領選（2027年）への出馬が有力視されているイ代表に対する韓国人たちの見解は二分されている状況だ」とし「最近の韓国政治は日ごと両極化の様相が顕著になり、ユン・ソギョル（尹錫悦）大統領とイ代表間の対立は4月の国会議員総選挙を控える中、より深まっている」と伝えた。

CNN放送は「共に民主党は今回の事態を『テロであり、民主主義への深刻な脅威だ』とみなしている」とし「韓国は過去にも、高位政治家に対する政治的な暴力事態に直面した事例がある」と報道した。

その他NBC報道やABC報道も、イ代表への襲撃状況やその後の医療措置について報道し、また尹大統領による今回の事態への懸念についても伝えた。