金建希夫人・大庄洞の2つの特検法、政府に移送…尹錫悦大統領は拒否権を行使＝韓国

キム・ジンピョ（金振杓）国会議長が4日、いわゆる‘2つの特検法’（キム・ゴンヒ（金建希）夫人・テジャンドン（大庄洞）50億クラブ特別検事法）を政府に移送した。政府は5日、臨時閣議の手続きを通じて国会に再議要求権（拒否権）を議決するものと見られる。

国会によると、先月28日に本会議を通過した2つの特検法を午後4時ごろ、政府に移送した。国会本会議で可決された法律案は、国会議長が政府に移送し、政府は15日以内にこれを公布しなければならない。法律案に異議がある場合、政府は15日以内に国会に再議を要求することができる。

大統領室が「ユン・ソギョル（尹錫悦）大統領は『2つの特検』が政府に移送され次第、ただちに拒否権を行使する」と発表したため、拒否権行使の手続きに着手する。これに関し、ハン・ドクス（韓悳洙）国務総理は5日、臨時閣議を招集するものと見られる。

一方、共に民主党（野党）は強く反発している。拒否権の乱発に対し、権限争議審判の可否を検討するなど、法的対応を予告した。共に民主党は4日の午後5時、ヨンサン（龍山）大統領室前で特検受け入れを促すための緊急記者会見を行った。