ソウル市は先月26日から明洞入口の29路線のバスを、全て決められた案内板の前に停車させ、乗客を搭乗させるよう変更した。これまでは一部の路線だけが案内板の前に並んで搭乗する方式だった。
このため、退勤時間帯の明洞入口停留所は、バスを待つ市民でごった返している。案内板の前に停車するためにバスが並んで交通渋滞が激しくなり、市民の搭乗待機時間も長くなったのだ。
さらに大きな問題は、明洞発の交通渋滞が崇礼門を過ぎてソウル駅まで続き、一帯の約1.8km区間が混雑することになるという点だ。
実際にこの停留所を利用する市民たちは「40分間並んでいる。バスが来ない。仕事帰りがとてもストレス」、「いっそ歩いたほうが早いだろう。地獄でしかない」と不満をぶちまけた。
一部の市民は現場の状況を把握せずに施行した「机上の行政」だと批判したりもした。
しかし、ソウル市は安全上の理由で明洞入口停留場の乗車体系を変えるしかなかったという立場だ。関係者は「バスに乗るために急いで飛び出してくる乗客が多く、圧死事故が心配だという苦情が多く、停車位置を明確にすることにした」と話した。
論議が起こると、ソウル市は現場指導要員を投入して渋滞を緩和する一方、今月中に明洞入口停留所を通る29路線のうち水原方面の5路線の停車位置を変更する予定だと明らかにした。
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