ジョン・カービー国家安全保障会議(NSC)戦略広報調整官はこの日の会見で「北朝鮮が最近、ロシアに弾道ミサイルの発射台と弾道ミサイルを提供したことが明らかとなった」と伝えた。つづけて「ロシアは、北朝鮮から提供された弾道ミサイルを使ってウクライナを攻撃した」と付け加えた。
カービー調整官によると、ロシアは先月30日と今月2日に北朝鮮の弾道ミサイルをウクライナに発射した。カービー調整官は「ロシアがウクライナの民間インフラを攻撃し、罪のないウクライナの民間人を殺すため、北朝鮮のミサイルをさらに使用するものと予想している」と強調した。
また「北朝鮮はロシアにこのような支援をした代価として、戦闘機や地対空ミサイル・装甲車・弾道ミサイルの生産装備と材料・その他の先端技術などが提供されることを望んでいるだろう」と語った。
米国はこのような武器調達に対し、今月10日ウクライナに関する国連安保理会議で「北朝鮮とロシアの制裁違反問題」を提起する方針である。国連安保理は2006年、北朝鮮と在来式重武器および弾道ミサイルなどの取引をすることを禁止し、その後北朝鮮に対する武器禁輸措置を小型武器にまで拡大させている。
一方リンダ・トーマスグリーンフィールド米国連大使はこの日、声明を通じて「北朝鮮とロシアは、北朝鮮の武器禁輸を規定した国連安保理制裁に正面から違反している」とし「米国は北朝鮮の大量破壊兵器および弾道ミサイルプログラムに関し、同盟国および国際社会との共同対処を強化していく」と語った。
また、英国政府も同日、ロシアが北朝鮮から調達した弾道ミサイルをウクライナへの攻撃に使用したことに関しロシアを強く糾弾し、北朝鮮には「高い代価を支払うことになるだろう」と警告した。
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