9日、韓国関税庁によると、2023年の即席ラーメン輸出額は9億5200万ドル(約1370億4500万円)と暫定集計された。これは、前年対比で24%増加した金額である。
特に、国別の輸出額順位では「変化」が起きている。ラーメンを食べる文化が定着していなかった非アジア圏で、韓国ラーメンへの人気が急上昇しているためだ。
昨年の1~10月基準でみると、中国への輸出額が1位であった。つづいて米国・日本・オランダなどの順であった。2022年に4位であったフィリピンを抑え、オランダが上位圏に入ったのである。
オランダにおけるKラーメンの成長は急上昇している。韓国ラーメンは、現地主要スーパーのチェーン店の売場を占領するほどの人気である。
韓国食品大手“ノンシム(農心)”の関係者は「Kフードの全体的な成長に相まって、ヨーロッパ圏への輸出が増えている」とし「バス停留所の広告をはじめ占有率の高いスーパーに入店し、流通チャンネルも急速に増えている状況だ」と語った。
また、オランダから西ヨーロッパの国々へと輸出される事例も出ている。業界のある関係者は「オランダは、西ヨーロッパにおける仲介の貿易拠点国だ」とし「ヨーロッパへの輸出増加に伴い、オランダへの輸出も増加するということだ」と分析した。
「Kラーメンの成功のカギはKコンテンツにある」と言われている。「韓国の映画やテレビなどで韓国ラーメンがよく登場することが、消費へとつながっている」と分析されている。また、SNSで行なわれている「Kフードを食べるチャレンジ」も、人気拡散に大きな影響を与えている。
韓国の食品メーカー“三養食品”の関係者は「KカルチャーとKフードが拡散することで、ラーメンを食べようとする消費者たちが増加している」とし「初めて購入した後リピーターとなることで、それがさらに輸出増加へとつながっている」と説明した。
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