イ元代表はこの日の午後2時、国会の疎通館で記者会見を開き、離党の意思を明らかにした。イ元代表の記者会見文はA4用紙6枚分で、タイトルは「告別...新たな未来のための誓い」であった。
イ元代表は記者会見で、離党の理由と思いを伝えた。
イ元代表は「これまで数多くの人たちが民主党を出たり入ったりしたが、私は民主党を一度も離れず守ってきた」とし「そのような私の『心の家』である民主党を離れるということは、非常に辛いことであった。私は長い間悩み、ためらいもした」と語った。
つづけて「しかし(今の)民主党は私を含めた古くからの党員たちにとって、すでに『ぎこちない家』となった」とし「民主党が誇りにしていたキム・デジュン(金大中)とノ・ムヒョン(廬武鉉)の精神や価値・品格は消え去り、暴力的で低級な言動が横行する『ワンマン政党』『防弾(政府・与党圏からの攻勢を防ぐこと)政党』へと変わった」として、イ・ジェミョン(李在明)代表体制の民主党を批判した。
またイ元代表は、民主党の価値を守り具現化すべき新人議員など若い国会議員たちが次々と国会議員総選挙(4月実施)の出馬を放棄し、イ元代表をはじめとした支持者や党を批判する人たちが蔑(さげす)まれ、断罪の対象として攻撃されることについても言及した。
さらにイ元代表は「今の民主党が失った民主党本来の精神と価値・品格を守り実現するため、新たな道へと進む。私はこの世を去る時までその精神を守っていく」とし「私をこのように追い立てるのは、何よりも韓国の危機(状況)だ。私は『国家的危機を見過ごすことはできない』と判断した」として新党立ち上げを公式に宣言した。
イ元代表は「国家的危機の核心は政治の危機だ」とし「無能な政権と堕落した政治は、各自の死活問題にだけ没頭し国家の危機を深めるだけで、国家の課題のどれ一つをとっても解決できずにいる」と批判した。
つづけて「多党制の実現とともに、改憲を通じた分離型大統領制の導入が必要だ」とし「特権のない政治、聖域のない法治を必ず実現しようと思う」と強調した。
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