ゼレンスキー大統領「ロシアは北朝鮮から “弾薬100万発”を入手」

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は11日（現地時間）「ロシアは北朝鮮から100万発を超える弾薬を入手した」と主張した。

バルト三国を訪問中のゼレンスキー大統領はこの日、エストニア・タリンで演説し先のように語った。つづいて「ロシアはイランとミサイル購入について協議している」と付け加えた。

これに先立ち米ホワイトハウスは「北朝鮮は最近ロシアに弾道ミサイルの発射台とミサイル数十発を提供し、今月6日にはロシアが北朝鮮製ミサイル数発をウクライナに発射した」と発表している。

一方クレムリン（ロシア大統領府）は、「ロシアが北朝鮮から供給されたミサイルをウクライナへの攻撃に使用した」という疑惑に関する論評を拒んだ。

クレムリンの報道官は9日（現地時間）の会見で、“ロシアはウクライナ特別軍事作戦に北朝鮮製ミサイルを使用した”という米国の発表に関する質問を受け「論評せずパスする」と答えた。

クレムリンはこれまで、“ロシアは北朝鮮と武器取引をし、国連安保理決議に違反している”という疑惑が取り上げられる度に「根拠がない」として強く否定してきた。