北朝鮮のキム・ソン(金星)国連大使は、先日の国連安保理会議について「米国が、議題討議とは全く関係のない朝鮮民主主義人民共和国に言いがかりをつけたのは、窮地に追い込まれた彼らの状況をそのまま反映したものだ」とし「ロシアとの戦略的対決で力と数が限界に達しているということを自ら露わにしているだけだ」と非難した。
キム大使は「米国による根拠のない非難に、いちいち論評する必要を感じない」とし「米国は他国に言いがかりをつける前に、相手が誰なのかをしっかり見て、目の前の『得』よりもその後もたらされる『実』のことをよく考えたほうがよい」と主張した。
つづけて「ウクライナ事態は、徹頭徹尾ロシアの合理的で正当な安全利益を侵害しNATO(北大西洋条約機構)の東進を段階的に推進している米国の対決政策により生じたものだ」とし「ワシントンはその責任から逃れることはできない」として、これまでの立場をあらためて伝えた。
去る10日の国連安保理会議では「ロシアが北朝鮮から調達したミサイルでウクライナを攻撃している」という批判が提起された。
これに対しロシアは「証拠がない」とし「米国が誤った情報を拡散している」と反発した。
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