ロシア、ウクライナへの侵攻にも「朝鮮半島の緊張は米国のせい」
ロシア、ウクライナへの侵攻にも「朝鮮半島の緊張は米国のせい」
ロシア外務省の報道官は12日(現地時間)「最近の朝鮮半島をとりまく緊張は、米国が政策を誤った結果だ」と論評した。

この報道官はこの日の会見で「朝鮮半島の緊張激化は、西側の制裁や軍事力増強を含めた武力的方法が朝鮮半島と北東アジア諸国の安保を脅かしていることを表している」と主張した。

このような発言は、キム・ジョンウン(金正恩)北朝鮮総書記が最近韓国を「主敵」と断定し「戦争を避ける考えは全くない」と語ったことに対するロシアの立場を明らかにしたものである。

報道官は「ロシアは『米国とその同盟国が域内で合同軍事活動を強化することは危険だ』と繰り返し警告している」とし「これからさらに多くの摩擦が起こるだろう」と推測した。

つづけて「現在の状況悪化は『制裁や強圧的な方法は交渉過程で打開するのに役立たないだけでなく、朝鮮半島と北東アジア諸国の安保を危うくする』ということを、あらためて明白に示している」と語った。

一方 “ロシアは北朝鮮のミサイルでウクライナを攻撃した”という米国の発表について「ウクライナに関する米国のキャンペーンが失敗したにもかかわらず、ロシアを引き続き非難するため考え出されたものだ」と主張した。

米国がウクライナの再建支援のため、ロシアの凍結資産を最大3000億ドル(約43兆4700億円)没収しようとしていることについては「21世紀の海賊の手口だ」と批判し「そのようなことになれば、ロシアはむごたらしい報復をすることになるだろう」と警告した。

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