韓国新外相「習主席の訪韓が望ましい」…「中韓は期待レベルを下げ未来へと進むべき」
韓国新外相「習主席の訪韓が望ましい」…「中韓は期待レベルを下げ未来へと進むべき」
韓国のチョ・テヨル(趙兌烈)新外相は12日「習近平中国国家主席の訪韓は、日程が調整され次第実現することを歓迎し、できるだけ早期の訪韓が望ましい」と語った。

チョ外相はこの日の午前、ソウルの外交部(外務省)庁舎で就任記者会見を開き「(習主席の訪韓は)韓日中首脳会議と必ず連繋させる必要はなく、別途に推進すべきだ」と語った。

チョ外相は「『韓日中首脳会議後に習主席の訪韓を推進する』という方針があるというわけではない」とし「韓日中首脳会議についてはすでに3か国間において『開催されることが望ましい』という共感の輪が形成されており、『相互にとってよい時期に開催する』となっているため、それを基に推進していけば(習主席の訪韓は)現実的に先に実現する可能性が高い」と語った。

またチョ外相は「ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領の訪中より、習主席の訪韓が優先だ」と語った。チョ外相は「これまでわが国の大統領が北京を訪れたのは6回であったが、習主席の訪韓は1回だけしかないと存じている」とし「自然な流れでいけば、今回は習主席が訪韓するのが望ましい順序ではないかと考えている」と語った。

一方、中韓関係については「対外的な地政学的環境が韓中関係を難しくしている面がより強いため、その環境の中で制約要因を最小化できるよう努力していく」と語った。

つづけて「両国民間の認識が悪化していることが大きな問題だ」とし「経済や人文・人的交流分野に焦点を合わせ、具体的な成果や実質的な協力事業を通じて一つずつ信頼増進を積み重ねていくことが最も重要だ」と強調した。

また「困難な状況で期待レベルをあまりにも上げれば失望が大きくなるため、期待レベルを下げ小さなことから一つずつ未来に向かって進んでいくことが重要だ」と付け加えた。

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