尹錫悦大統領
尹錫悦大統領
ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領が政策効率性と速度を高めるために部処間の仕切りを崩すことを注文し、大統領室も対応に出た。尹大統領は‘行動する政府’の障害物が官僚保身主義にあると見て、これを崩すために会議の席ごとに連日関連発言を続けている。

13日、大統領室関係者は「尹大統領の『部処間仕切り崩し』の要請が出た後、関連指針作りのための検討に入った」と明らかにした。

これに先立ち、尹大統領はハン・ドクス(韓悳洙)国務総理との今年初の週例会合において、政府運営の方向でこのような内容を明らかにしている。昨年末の閣議で人事交流の拡大を提示したのに続き、今年の予算支援まで言及し、さらに一歩進んだことになる。

尹大統領は8日、首席秘書官会議と週例会合で「今年は課題を中心に部処間の仕切りを崩し、協力を活性化できるように人事交流、予算支援などの具体的な装置を用意してほしい」と要請した。また、内閣制の効率的な運営を取り上げ、官僚主義の打破を注文したという。

これは今年‘行動する政府’を国政運営の核心にしたため、官僚の積極的な動きが必要だとの判断に従ったものと分析される。大統領室関係者は「部処利己主義による不必要な争いを防ごうということだ」とも述べた。

尹大統領は今年に入って官僚社会に対する変化を強く要求している。政府の業務報告方式も部処別からテーマ別に変えるなど、各部処間の協業を誘導している。これまでやってきた方式では民生などの懸案に対し、迅速な対応が難しいとの判断からだ。

9日の国務会議では、チュンジュ(忠州)市ユーチューブ‘忠TV’に言及し「国民が知らずに恩恵を受けられないなら、その政策はない」としてこれまでとは異なる方式の政策広報の必要性を表明したりもしている。
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