ソウル市教育庁は15日、来年の高校単位制の全面導入を控え、リアルタイムで双方向遠隔授業を提供する公立オンライン学校「ソウル統合オンライン学校」(仮称)の設立計画を発表した。

ソウル統合オンライン学校の設立予定地はソンドン(城東)区ヘンダン(杏堂)洞に位置する現在のトクス(徳寿)高等学校の分校がある場所で、徳寿高校は2月に閉校予定だ。設置が予定されている主要な施設としては、オンライン講義室、オン・オフライン兼用教室、バーチャルスタジオおよびコンテンツ製作室などだ。各施設には最先端のデジタル技術を反映した未来型教育・学習環境が備えられる。

ソウル統合オンライン学校は、ソウルの学生たちにオン・オフライン時間制授業を提供する学校だ。高校単位制の運営と健康障害学生など教育弱者の学習をサポートする。ソウル市教育庁では今後、放送通信中学・高等学校の付帯施設の運営、ミネルバ教育課程の運営などを通じて、既存のさまざまなオンライン教育を統合運営する予定だ。

ソウル統合オンライン学校は、一般の高校に開設されていない教育課程内科目や多様な学力試験外科目を開設する予定だ。これを通じて生徒たちの科目選択権の拡大、および学校教育課程の多様化に寄与するとソウル市教育庁では説明している。オーダーメイド型教育課程、開放型教育課程、国際型教育課程、学生開設型教育課程、高校と大学とが連係した教育課程、学校外教育課程、グローバル韓国語教育課程、病院での学校学習支援課程などの開設を計画している。

今月ソウル統合オンライン学校の設立推進団を結成し、5月までに建築企画と公共建築のための事前検討・審議を経る計画だ。その後今年の11月までに予算編成を行い、来年の3月までに設計・改装工事を行い、正式な校名を決定し開校する方針だ。

ソウル市のチョ・ヒヨン教育監は「生徒の科目選択権を拡大し、学校教育課程の多様化をサポートすることで、多様性が花咲く共存のソウル未来教育の実現に一歩近づくチャンスになるだろう」と述べ、「ソウル統合オンライン学校が学びと成長に必要な、学校を越えて社会のための大きな学校に発展できるよう、積極的に支援する」と明らかにした。
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