韓国政府、台湾次期総統の当選に「中台関係の平和的発展を期待」
韓国政府、台湾次期総統の当選に「中台関係の平和的発展を期待」
今月13日に行なわれた台湾総統選挙で、与党“民主進歩党”(民進党)から出馬した親米・独立性向の頼清徳氏が勝利した中、韓国政府は「台湾海峡の平和と安定が維持され、両岸(中台)関係が平和的に発展していくことを期待する」と伝えた。

韓国外交部(外務省)の当局者は14日「わが政府の台湾に関する基本的立場に変わりはない」とし「台湾の選挙結果をしっかり見守り、これからも台湾と多様な分野で実質的な協力を引き続き増進していくことを希望する」と語った。

台湾では1996年の直接選挙制導入後、2000年から民進党と国民党による政権が8年周期で交代してきた。

しかし今回、民進党が初めてこのような『公式』を破り、3連続・計12年連続の執権に成功した。

このことにより「台湾海峡をとりまく米中間の対立は、今後一層深刻化するだろう」という見方がより強まっている。

これに関し外交部の当局者は「台湾海峡の平和・安定は朝鮮半島の平和・安定に緊要であり、域内の平和と繁栄にも必須な要素だ」とし「われわれは、台湾海峡の平和・安定が維持されることを希望する」と強調した。

韓国政府はこれまで「『一つの中国』という原則を尊重する」という立場の下、台湾とは非公式的な関係を維持してきた。

ただ自由陣営の連帯を強調しているユン・ソギョル(尹錫悦)政府が、台湾海峡における中国の「力による一方的な現状変更の試み」に反対する声をこれまでよりも鮮明に上げていることから、台湾問題が中韓間の対立事案として取りざたされたこともあった。

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