16日MBCによると、12日、出勤中に2号線舎堂駅で4号線に乗り換えるために並んでいた会社員A氏は、電車が到着するといつものように車両に乗り込もうとした。
ところが、A氏が電車に乗れていない状況で、突然ドアが閉まり、すぐにホームドアまで閉まってしまった。ホームドアと電車のドアの間の50センチほどの空間に閉じ込められたのだ。
A氏は、すぐにどちらのドアも開くと思っていたというが、どちらも開かないまま電車は出発した。
A氏は「『もう死ぬのか』と思い、とても怖かった」と当時を思い出した。
電車が通り過ぎた後、A氏はホームドアに設置された非常ドアを開けようとしたが、簡単に開かず、ホームドアを両側に押し開いて自力で辛うじて脱出することができた。
A氏はどうしてこんなことが起きうるのかとソウル交通公社に抗議したが、公社は「電車のドア付近に立っている場合、障害物センサーが検知できない死角地帯が一部存在する」として「特に1-1と10-4乗り場はセンサーを二重に設置し管理している」と話した。
その後、取材時に公社側は「『電車出発可能』と『人感知』信号を同時に送ったが、出発可能の信号だけが処理され、その間に人がいたとは知らなかった」と釈明した。
一方、2019年から昨年までの5年間、ソウルの地下鉄で起きた安全事故は、ドアに挟まれる事故が最も多いことが分かった。
昨年9月、共に民主党のファン・ヒ議員がソウル市から入手した資料によると、2023年8月までソウル地下鉄1~9号線の安全事故で計2485人が負傷したが、事故類型の中で負傷者が最も多いのがドアに挟まれる事故だった。
負傷者の届け出が最も多い駅は舎堂駅(2号線)64人で、東大門歴史文化公園駅(49人)、新道林駅と堂山駅がそれぞれ39人、九老デジタル団地駅33人、忠武路駅が31人だった。
これは乗り場、ドア付近、電車内などで発生した安全事故で、軽微な事故などは含まれていない数値であるため、実際の事故数はさらに多いと推定されている。
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