18日、警察によると「ソン・ジョンミン事件」の真相究明を要求する内容のデモ開催申請書が16日、ソウル瑞草警察署に提出された。19日から来月15日まで盤浦漢江公園に設置された故人追慕空間でデモが開かれ、28日から来月15日までは瑞草区最高検察庁近隣でデモが進行される。
また、公園の追悼空間では、デモ初日の19日午後3時に故人を称える「1000日追悼祭」も同時に開かれるという。その日はソン氏が盤浦漢江公園で友人A氏と一緒にいた2021年4月24日を基準とする。
先立って前日、ソウル中央地検刑事3部は先月末、暴行致死および遺棄致死疑惑を受けたソン氏の友人A氏に対して「証拠不十分」で嫌疑なしとした事実が報道された。ソン氏事件の真相究明デモは、無嫌疑処分が決定する前から予定されていたという。
検察関係者はA氏に嫌疑なしの結論を下した理由について「告訴人面談、目撃者調査、現場検証などを通して補完捜査をしたが、被疑事実が認められず『嫌疑なし』で不起訴処分した」と明らかにした。
ソン氏は2021年4月24日午後11時頃から翌日の明け方2時頃まで、A氏とソウル盤浦漢江公園の水上タクシー乗り場付近で酒を飲んで眠りについた後、行方不明になった。ソン氏は5日後の30日、行方不明になった現場から遠くない漢江の水中で遺体で発見された。
警察はその年の10月、A氏に対して「証拠不十分」と判断し捜査を終結した。だが、遺族はこれに対し同年11月検察に異議申請書を出し、警察はこれに対しても2021年10月不送致の結論を出した。遺族はその後、警察の捜査結果に異議申請書を出し、これに伴いソウル中央地検が事件を調査してきた。検察は2021年12月、遺族を相手に告訴人調査を行った。
一方、ソン氏の父親は息子に関連するブログ活動を続けている。彼は13日には2019年7月、息子と一緒にオーストリアを旅行した写真を載せ「ジョンミンとの幸せな時間だった」と懐かしさをつづった。
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