特別検事チームの事務所に出頭した金弁護士=12日、ソウル(聯合)
特別検事チームの事務所に出頭した金弁護士=12日、ソウル(聯合)
【ソウル12日聯合】サムスングループの不正資金蓄財や政官界と法曹界へのロビー活動など、一連の不正疑惑を最初に告発した金勇チョル(キム・ヨンチョル)弁護士が12日、参考人聴取を受けるため、捜査を担当する特別検事チームの事務所に出頭した。書類封筒を持って現れた金弁護士は待ち受けていた報道陣に対し、「ロビーに関する全般的な資料を持ってきた」と述べ、調査室に向かった。

イ・ジョン の最新ニュースまとめ

特別検事チームは、サムスングループから「もち代」として金品を受け取った検事のリストなど、政官界と法曹界へのわいろを使ったロビー疑惑について本格的な調査に入っている。金弁護士から、天主教正義具現全国司祭団が5日に発表した内容に関し聴取する計画だ。司祭団は、国家情報院長に内定している金成浩(キム・ソンホ)前法務部長官と青瓦台(大統領府)の李鍾燦(イ・ジョンチャン)民情首席秘書官がサムスンのロビー対象者で、黄永基(ファン・ヨンギ)前ウリィ金融持ち株会社会長がサムスンの借名口座開設と不正資金の管理に深く関与したと発表している。

 特別検事チームはまた、昨年11月に金弁護士が初めて不正疑惑に言及した際に明らかにした、検察総長や大検察庁中央捜査部長、国家清廉委員長など検察関係者がもち代提供先の検事リストに含まれているという内容についても聴取する。金弁護士は天主教正義具現全国司祭団に、ロビー対象者が金品を受け取った日時と場所、方法、回数などの具体的な内容を話しており、その内容記録と裏づけ資料も持っているとされる。

Copyright 2008(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0