SKテレコムが米ベトロジーと提携、ペット用レントゲン画像診断ソリューションで＝韓国報道

通信大手のSKテレコム（SKT）」は獣医による診断を補助するサービス「エクスカリバー」の米国進出に向け、ペット用の映像判読サービスを提供する、米国のベトロジー・イノベーションズ（Vetology Innovations、以下ベトロジー）と覚書（MOU）を締結したと発表した。「エクスカリバー」はペットのレントゲン写真を人工知能（AI）で分析できるサービスで、韓国では2022年9月初めにサービスを開始した。

　MOUにより両社は「エクスカリバー」に蓄積されたペット関連データとAI技術、ベトロジーによる獣医学分野のノウハウとデータを共有。AIを使った映像診断補助ソリューションをアップグレードし、診断の正確性を高めて新たなビジネスチャンスを模索する。

　SKTは海外市場への進出を強化するため、事業用映像ソリューションの開発を手掛ける、韓国のビューワークスとも提携した。これにより「エクスカリバー」と、ビューワークスによるデジタル放射線画像の収集ソフトウェア「VXビュー」を連動した新たなソフトウェアを開発。これを搭載した医療映像ソリューションを、上半期中に提供開始する計画だ。

　SKTは今後も、さまざまな分野で世界の市場に合わせたAIソリューションを開発、紹介していく計画だ。