岸田文雄首相はこの日、X(旧ツイッター)に「小型月着陸実証機『スリム(SLIM)』が、太陽電池が発電しておらず詳細な分析が必要とのことですが、月面着陸に至ったことは大変喜ばしいニュースだと思います」と明らかにした。続けて、「関係者の皆さんにはこれまでのご努力に敬意を申し上げ、更なる挑戦を引き続き後押ししてまいります」と付け加えた。
「スリム(SLIM)」は昨年9月7日、鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Aロケット47号機に搭載されて発射された。「スリム(SLIM)」の開発には約150億円が投入された。この日午前0時20分ごろ、月の赤道付近の表面に着陸することに成功した。
しかし、太陽電池が発電しなかったため、機体に搭載されたバッテリーで活動を開始した。日本は米国や旧ソ連、中国、インドに続き、世界で5番目に月面着陸に成功した国となった。
これに先立ち、日本は2022年11月、米国の「アルテミスI」ミッションの宇宙発射システム(SLS)ロケットに超小型探査機「おもてなし」を載せて送ったが、通信が途絶えた。民間企業の「ispace(アイスペース)」が開発した月面着陸船は、昨年4月に失敗していた。
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