また、大統領室は北朝鮮が今年1月19日に水中核兵器体系を試験したとの主張についても「もしも試験をしたのなら一種の魚雷と推定されるが、核推進システムである可能性は非常に低い。直径1メートル以下の魚雷に入るような小型原子炉の開発事例は全くない」と述べた。
大統領室によると、北朝鮮は昨年1月にキム・ジョンウン(金正恩)総書記が明らかにした国防力発展5か年計画の5大核心課題の1つとして‘水中発射核戦略兵器保有’の目標に沿って水中兵器体系の開発を推進している。
大統領室の関係者は「北朝鮮の主張の真偽とは別に韓国軍は米韓連合ISR(情報・監視・偵察)を活用して、北朝鮮の核魚雷、SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)など、水中兵器体系の開発動向を追跡・監視している。韓国軍は既に有事の際、当該兵器システムの発進基地に対する圧倒的な打撃能力を保有しており、対潜戦力および港湾防護態勢をさらに強化していく」と付け加えた。
また、北朝鮮が14日、極超音速ミサイルを装着した固体燃料IRBM(中距離弾道ミサイル)の発射を主張したことについて「韓国軍は連合ISR資産およびミサイル防衛システムを基盤に、北朝鮮が保有するいかなるミサイルも探知・迎撃できる能力を保有している。日増しに高度化する北朝鮮のミサイル能力対応のため、複合多層防御システムの構築を加速化していく」と強調した。
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