異動となった社員は、約230人に上る。ネットワーク事業部の研究者が、他に先駆け第6世代(6G)技術を開発するサムスンリサーチに統合されるこで、その相乗効果に期待できる。サムスンリサーチは6G、人工知能(AI)、ロボット、ヘルスケアなどを研究する組織だ。
同社ネットワーク事業部の関係者は「サムスンリサーチへ異動となったのは研究開発(R&D)部署であり、5G関連の中核技術の事業化を担う開発部署はネットワーク事業部に残っている」と説明した。
こうした動きは、同社が6Gへの急速なシフトを測ろうとしているためとも分析できる。通信市場の調査を手掛ける米デローログループによると2022年、通信設備市場のシェアは中国の華為技術(ファーウェイ)が28%と最大だった。これにフィンランドのノキア(15%)、スウェーデンのエリクソン(14%)、中国の中興通訊(ZTE、11%)、米国シスコシステムズ(5.5%)が続き、サムスン電子は3.2%で7位にとどまった。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 101