結婚を約束した恋人を190回刺して殺害=韓国
結婚を約束した恋人を190回刺して殺害=韓国
結婚を約束し一緒に暮らしていた女性を残酷に殺害した20代の男に懲役17年の刑が宣告された。被害者の遺族は、「納得できない」との反応を示した。

チュンチョン(春川)地方裁判所ヨンウォル(寧越)支院は今月11日、殺人などの容疑で拘束起訴されたA被告(28)にこのように宣告した。

A被告は昨年7月24日午後0時59分ごろ、寧越郡のアパートで一緒に暮らしていた20代の女性Bさんを家にあった凶器で190回以上刺し、殺害した容疑で裁判にかけられた。

結婚の日取りを決めBさんと一緒に暮らしていたA被告は犯行動機について、「アパートの隣人と騒音トラブルになった最中にBさんから侮辱的な言葉を聞き、腹が立って犯行に至った」と陳述したと伝えられた。

犯行直後、A被告は自害して警察に通報し、犯行の事実を伝えた。

検察はA被告の犯行が極めて残酷で反省していない点などを考慮し、電子足輪(位置追跡装置)の装着命令と懲役25年の刑を宣告してほしいと裁判部に要請した。

しかし裁判部は、「騒音トラブルなど極度のストレスを感じている中で腹が立ち、偶発的に犯行に至ったとみられ、警察にすぐに通報したことに加え、遺族保護金を被告人家族が支払った点などを考慮した」と判断した。

これについて被害者遺族はA被告が計画的に犯行を行ったと主張した。

Bさんの母親は22日にJTBCを通じ、「プロファイリング調査で加害者が『会社で少し休んでいる際に恋人から電話が着て家に帰って来るように言われ、きょうは行って殺さなければいけないと考え(家に)出発した』と言ったという」とし、「加害者が犯行場所の家に到着しエレベーターに乗った時間と犯行後に警察に通報した時間を計算すると、20分で殺害と加害者の自害が行われたことになる」と伝えた。

また、「騒音トラブルがあった隣人らは事件の1週間前に引っ越しをした状況で、娘が侮辱的な言葉を言ったというのは加害者だけの主張」とし、「一体なぜ殺害したのか全くわからない」と憤りを募らせた。

遺族はA被告の厳しい処罰を求め、Bさんの名前と顔を公開している。
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