イム・スソク外交部報道官は23日定例会見で、中国と台湾の問題に対し、どのような立場を持っているかという質問に「韓国政府の台湾に対する原則的な立場は、中韓修交以来採択された“一つの中国”を尊重する立場に基づき、台湾と様々な分野で実質協力を増進し続けていく」と答えた。
最近、台湾総統選挙の結果、民進党の頼清徳副総統が当選したことにより、台湾海峡をめぐって地政学的緊張感が高まっている。
今回の選挙結果に対して、バイデン米国大統領は「われわれは台湾の独立を支持しない」と明らかにし、一つの中国原則を維持した。韓国外交部の発表も米国と同じ立場を堅持するものとみられる。
外交部当局者は「一つの中国の立場は変わらない」とし「台湾の平和安定と朝鮮半島の平和安定が重要だという認識を中国側に伝えている」と説明した。
韓国政府はこの日午後、スイスのジュネーブで開かれる国連人権理事会「普遍的定期的審査(UPR)」で、国軍捕虜と脱北者に対する強制送還禁止義務遵守を中国に促すものと見られる。
韓国政府は、中国に初めてUPRの事前書面による質問に参加した。 △北朝鮮を含む海外出身の離脱者が可能な難民申請手続きに関する情報を提供できるか △人身売買、強制結婚および他の形態の搾取リスクにさらされた北朝鮮を含む海外出身の女性離脱者保護と支援方案 △中国国内法により不法滞在者に分類される国を含む海外出身の女性離脱者が中国で出産した子供の保護および支援方案などが盛り込まれた。
これに対してイム報道官は「具体的な内容は、今後関連国連ウェブサイトに公開される韓国側の発言内容を参考にしてほしい」と述べた。
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