韓国合同参謀本部は24日、「軍はきょう午前7時ごろ北側ソヘ(西海、黄海)上に発射された巡航ミサイル数発を捉えた」とし、「詳細データなどは米韓情報当局が精密分析を行っている」と明らかにした。合同参謀本部はまた、「軍は監視および警戒を強化し米国側と緊密に協力している」とし、「北朝鮮のさらなる兆候と活動を注視している」と付け加えた。
北朝鮮のミサイル発射は、今月14日の極超音速弾頭を装着した中長距離固体燃料弾道ミサイルと主張した中距離級弾道ミサイル(IRBM)以来、10日ぶりとなる。
合同参謀本部が北朝鮮の巡航ミサイル発射を捉え公開したのは昨年9月2日以来、約4か月ぶりとなる。
当時、北朝鮮は戦略巡航ミサイルの発射を通じ戦術核攻撃の仮想発射訓練を実施したと発表した。
北朝鮮は4か月前に発射した巡航ミサイルと関連し、朝鮮人民軍西部地区の戦略巡航ミサイル運用部隊が実行したとし、核弾頭を模擬した試験用弾頭を装着した長距離戦略巡航ミサイル2機を発射したと明らかにした。
そして、2機の巡航ミサイルが1500キロメートル界線の距離を模擬した「8字型」飛行軌道をそれぞれ2時間7分52秒、2時間8分1秒間飛行した後、目標地点の150メートル上空で空中爆発することで核打撃任務を正確に遂行したと主張した。
当時の巡航ミサイルは戦術核弾頭「ファサン(火山)31」を搭載することのできる戦略巡航ミサイル「ファサル(矢)1・2」と推定された。ただ、韓国軍当局は北朝鮮のこのような主張について誇張されたものだとの評価を下している。
北朝鮮の武力挑発がさまざまな形で行われているという点も注目される。
北朝鮮はことしに入り黄海最北端のソブク(西北)島しょ付近で3日連続の砲射撃を実施し極超音速ミサイルを発射したのに続き、今回は巡航ミサイルまで発射した。
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